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じもんジトー
じもんジトー
 ■山の神から「気がきかん奴!」と叱責されるものの、本当は繊細な心を持っている中年男性。最近では髪の毛も繊細になってきている。
 ■休日の午後、ビールを飲みながらテレビを見て、いつのまにか昼寝をしてしまう習性がある。
 ■趣味は水泳、英語、読書。

2013年06月12日

勉強する意義

いつやるか 今でしょ!で一世を風靡している予備校講師の林修さんが、落ちこぼれのヤンキーたちに授業をしてうまくいくかどうかを実験するTV番組が放送されてました。大変興味深かったので今朝、会社の朝礼でみんなに紹介しました。

林さんは現代国語の講師。落ちこぼれたちは全員が聞く耳をもたない様子でだらけた感じです。最初、現国の読解力テストをやって、案の定みんなが零点です。

「勉強することに対してどう思う?」との問いかけに、ある娘が「面白くないし、役に立たない。特に理科なんか」という答え。そこで「理科が好きな人が一生懸命勉強してスマホを作ったりする。それを私達が使ってる。だから他人が努力していることは否定できない」と言っていました。勉強することは受験のためだけではなく解決力と創造力を養うことだと思うと。

興味深かったのは、林さんが「自分は現国の講師だけど、数学的な物の考え方をする」と言って紹介していたのがこれです。




縦軸を「好きなこと、嫌いなこと」。横軸を「役に立つこと、役に立たないこと」とすると、好きで役立つことは○、好きだけど役立たないことは×、嫌いで役立たないことは論を待たず×だと。重要なことは、嫌いだけど役立つこと(上の画像の黄色い四角い部分)にどう対処するか、ということだと。

「う~ん、この考え方はいいなぁ」と思った訳です。また失敗する要素として、情報不足、慢心、思い込みの3つをあげていました。林さんは東大法学部卒で同級生は官僚になったりしているのに、自身は事業に失敗して借金も持っていた落ちこぼれだと告白していました。

そして本をたくさん読んで欲しい。本の著者は本を作るときに思いを込めて作っている、それを利用しない手はない・・・わたしも同感です。

授業のあと、林さんは「うまく皆を惹きつけられなかったのは、僕に慢心があった。負けです」とを言ってましたが、ひとりの若者は「漢字を知らなくて恥ずかしい思いをしたことがある。これから本を読んで漢字を覚えたい」と感想を述べて意欲が湧いてきたような表情でした。そう言ってくれる若者がひとりでもいたことが、この授業(実験)が成功だったことを何より表しています。

  


Posted by じもんジトー at 21:58Comments(8)テレビ