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じもんジトー
じもんジトー
 ■山の神から「気がきかん奴!」と叱責されるものの、本当は繊細な心を持っている中年男性。最近では髪の毛も繊細になってきている。
 ■休日の午後、ビールを飲みながらテレビを見て、いつのまにか昼寝をしてしまう習性がある。
 ■趣味は水泳、英語、読書。

2013年03月03日

卒業式

春風香る3月2日、娘の晴れの卒業式でした。会場から見えるのは窓の外で風に揺れる大木の青葉。既視感というのか、あぁこの情景はいつか見たなぁ、そういう感覚です。



4月に入って慌ただしく入寮の引越しをして、親子3人で「○○大学入学式会場」の看板の前で写真撮影。それは間違いなく4年前のことで、誰にも言わなかったけど父親としては少し寂しかったことを覚えてます。

看護の勉強と実習は大変だったろうし、なんと言ってもこの4年間の娘の一人暮らしは、娘はもちろん親のわたし達も初めて。なによりも娘の顔が毎日見れないのが気がかりだった訳で。でもとにかく、この日を迎えて4年間をつつが無く過ごしてくれたことは親にとって大変有難いことです。

卒業式では司祭が少しだけ笑いを取りながら心に残ることをおっしゃってました。「人はだれも自分を大事に思ってもらいたい。だから他人を大事にしましょう。看護というのは基本的にそういうものではないか」と。

そして優秀な成績で大学と大学院を卒業する生徒さんふたりが代表して挨拶しました。

特に大学院を卒業する30代女性は、10年間看護師として勤めたあと海外青年協力隊でドミニカに行ったこと。2年前の大学院入学の際に東日本大震災が起きて、自分がこのまま入学して勉強をしていいのか自問したこと。そのあとボランティアで東北を訪れたことなど。最後には「大学と院の教職員スタッフを始め清掃員や警備員の方たち、家族などの支えで勉強ができたこと、それに非常に感謝しています」と。自分の思いをよく描写した感動的な挨拶でした。

式のあと正門の階段で記念撮影です。つらい実習などを乗り越えた達成感からでしょうか、撮影スタッフの誘導に学生みんなが晴れやかな笑い声、そして笑顔・・・それがとても印象的でした。



娘です↓



一段落して、正午過ぎに娘とカミさんと3人で腹ごしらえへ。

娘は夕方からの謝恩会に備え美容院に寄り、帰りに車の中で「うちの大学はとっても綺麗。トイレも磨き上がってる」と言います。娘によると、学生たちが朝6時ごろから大学で国家試験の勉強を始めると、6時前から清掃員の方が掃除をされている。聞くと「みんなが国家試験に向けて頑張ってるから、わたしたちも清潔な環境で勉強してもらいたいから」と答えが返ってきたそうです。

寮に帰って寮の前で家族で写真撮ってると、清掃員の方が50mぐらい離れたところを通りかかり、走り寄ってきて「写真撮りましょうか?ご家族みんなが写ったほうがいいですよ」とカメラのシャッターを押してくれて。その瞬間、わたしの幸福感のレベルゲージは頂点に達しました。他人の喜ぶことをさりげなく出来る、その素晴らしさを久々に感じた訳です。

ところで、ここ数週間かけて、娘の寮から荷物の運び出し。お陰で今度は自宅の中が収拾つかない状態に陥ってます。トホホ・・・


♪春一番が掃除したてのサッシの窓に
 ほこりの渦を踊らせてます
 机 本箱 運び出された荷物のあとは
 畳の色がそこだけ若いわ~♪ 
 (キャンディーズ、微笑がえし)


暖かくなってきたので、娘の引越し荷物を整理しながら、自宅の断捨離もせんとねぇ。そうカミさんと話し合ってます。


  


Posted by じもんジトー at 19:50Comments(6)日々の出来事