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じもんジトー
じもんジトー
 ■山の神から「気がきかん奴!」と叱責されるものの、本当は繊細な心を持っている中年男性。最近では髪の毛も繊細になってきている。
 ■休日の午後、ビールを飲みながらテレビを見て、いつのまにか昼寝をしてしまう習性がある。
 ■趣味は水泳、英語、読書。

2013年03月10日

習近平と中国の終焉

中国で全国人民代表大会(全人代)が開会中だからという訳ではありませんが、「習近平と中国の終焉」(角川SSC新書、富坂聰著、780円)を読みました。

裏表紙に・・・
「このまま深刻化すれば党も国も滅びる」。そう発言したのは、総書記になって2日後の習近平だった。中国の国内情勢は極めて危険な状態にある。抗議デモが年間30万件も発生し、中国共産党はその収束に追われているのだ。原因は主に3つ。「格差」と「権力者の腐敗」。そして、同じ共産党指導部にいた「薄煕来」がこれら不公平感への処し方を人民に示してしまったことである。
・・・とあります。

中国の全人代には共産党の代表者が召集されるそう。代表といっても共産党中央組織の指名で決まり、「どうして私が選ばれたの?」という人や、共産党に都合のいい提案に必ず賛成するおばちゃんとかが指名されるそうで、日本人には理解できません。台湾系だったかのニュースサイトで見ました。

この本を読むと中国の指導者がどういう風に決まるのかが雰囲気的にわかります。(実は中国でもはっきりしないような感じ) 薄煕来は汚職取り締まりをトカゲのしっぽきりで終わらせず、人民の人気を集め、これが原因で共産党に睨まれ失脚。中国で政治家は人民の支持は必要ないんですなぁ。(汚職は共産党幹部や警察、マフィアなどが手を組んでやるんですねぇ~、怖いですね~)

尖閣諸島は「日清戦争のごたごたで日本が掠め取った」というのが中国側の主張。奪い返すことが共産党の存在価値に関わる問題となってしまい、日本との交渉で歩み寄ることも、これ以上の強硬姿勢を強めることも難しくなった・・・これは中国の失策だと書いてます。中国共産党が中国共産党自身の首を絞めていると。まぁ中国の論理は矛盾だらけ、、、呆れてしまいますなぁ。

  


Posted by じもんジトー at 19:11Comments(2)読書