2012年07月02日
明治人の姿
「明治人の姿」(櫻井よしこ著、小学館101新書)という本を読みました。これはある新聞社から読者プレゼントとしてもらったものです。それも櫻井よしこさんの直筆サイン入り。
戊辰戦争で賊軍と呼ばれた長岡藩の筆頭家老の娘として生まれた杉本鉞子(すぎもと・えつこ、1872-1950)。彼女の人生を通して、明治人の誇り高い姿を、鉞子と同じ長岡出身の櫻井よしこさんが紹介しています。
鉞子は稲垣家の六女として明治維新後に生まれ、家には小さい時から何人かの使用人がいて、、、その人たちの実家は農家や商家で鉞子の家より経済的には裕福だったとか。稲垣家では正月には座敷で使用人たちに料理を振る舞います。稲垣家の女性陣がタスキをして給仕をして使用人を労い、そして使用人たちは日頃規律正しく質素に暮らしている稲垣家に使えていることを誇りにしている訳です。
鉞子は13歳で婚約して渡米、二女を出産し、夫の死などを経てアメリカで自伝的エッセイ「A Daughter of the Samurai」を出版して大反響を呼び、世界7カ国で訳され、日本でも「武士の娘」として出版されたそうです。
明治時代の人の暮らし方や物の考え方などを通して、日本人としての矜持とはどういうものか、考えさせられた次第です。
鉞子は稲垣家の六女として明治維新後に生まれ、家には小さい時から何人かの使用人がいて、、、その人たちの実家は農家や商家で鉞子の家より経済的には裕福だったとか。稲垣家では正月には座敷で使用人たちに料理を振る舞います。稲垣家の女性陣がタスキをして給仕をして使用人を労い、そして使用人たちは日頃規律正しく質素に暮らしている稲垣家に使えていることを誇りにしている訳です。
鉞子は13歳で婚約して渡米、二女を出産し、夫の死などを経てアメリカで自伝的エッセイ「A Daughter of the Samurai」を出版して大反響を呼び、世界7カ国で訳され、日本でも「武士の娘」として出版されたそうです。
明治時代の人の暮らし方や物の考え方などを通して、日本人としての矜持とはどういうものか、考えさせられた次第です。